沖縄では、お祝い重と、法事重の料理内容の違いは、かまぼこの色の違いだけと聞き、そのレシピを学びに行って来ました。
そのレシピをまとめましたのでご紹介いたします。
現代の人気の祝いオードブル
沖縄の海の海岸を歩いて、沖縄公設市場に有る、地元の人が祝席に利用すると言う、仕出しやで地元の友人が私達のために注文してくれていました。
近年の人気のお祝いオドードブル
オードブルと、巨大サーターアンダギー
この頃は上記の現代風五千円オードブル
現代人の嗜好にあった、人気のご馳走が並んでいます。
肉団子や、赤いウンナーはお子様も、喜びそうな、オードブルですね、お味はカツオだしの薄口でした。
現代人でも、昔ながらの天ぷらや、厚揚げ豆腐が入っていました。
この写真のオードブルには、エビフライが入っていますが、通常は、エビ天ぷらを入れるご家庭が多いようです。
惣菜売り場には、熱々の大きなエビ天ぷらが並んでいましたし、公設市場の天ぷら屋さんは、お客様が並んで待つほど、忙しくていらっしゃいました。
実は、沖縄古来から食べられている、お祝い料理の基本の料理は、昆布結び、こんにゃく・だいこん・ごぼー・三枚肉(角煮をスライスしたもの)エビ天ぷら・ぐるくんてんぷら(沖縄の少しお腹の辺りに赤みのある魚・イカ天ぷら・赤かまぼこ・黄色かまぼこです。
お祝い用お菓子
祝サーターアンダギーセットは友人からのプレゼントで価格は不明です。
沖縄の法事基本重
法事用重が沖縄独特です。
下記は法事用重です。⑧番と書いている食材は三枚肉の煮付けです。
上記の写真で番号をつけていますが、私が説明するために①~⑨と番号をつけてみました、正式番号ではございません。
①黄色かまぼこ・カステラかまぼことも呼ばれています(卵の黄身が入っていて、フワフワと卵の風味がします。)
②結び昆布 薄口でかつお、椎茸風味です。
③魚天ぷら 沖縄近海で取れる魚です。
④ごぼうの煮付け 昆布同様にかつお・椎茸風味です。
⑤白かまぼこ コリコリと歯ごたえのある、魚丸ごと頂く感じです。
⑥厚揚げ沖縄特有のにがりを使った濃厚もめん豆腐を揚げています。
⑦イカ天ぷら 巨大な甲イカを使っていますので濃厚なイカ風味です
⑧豚の三枚肉(薄味煮付け)沖縄法事は、精進料理ではありません、三枚肉が必ず入ります。
⑨結びこんにゃく かつお・椎茸風味です。
重の内容、味付けは、多少異なるそうです。
天ぷらレシピ
衣の材料 1人分
①卵1個
②水25cc(ベーキングパウダー少々混ぜ合わせる)
③本だし、塩、砂糖、少々
④小麦粉1カップ
⑤揚げ油好み(分量は具材が埋まる量)
⑥サツマ芋1㎝程度 2枚
芋天ぷら2枚
残り衣ににら、玉ねぎ、人参、お芋、を沢山入れて、野菜天ぷらを作りました。
作り方
天ぷら衣の作り方
1)①と②と③をボウルに入れて、卵焼きを作るイメージで混ぜ合わせます。
2)1)に④をどろりとなるまで混ぜ合わせます。
揚げる
1:⑥のさつま芋に軽く、小麦粉をまぶします。
2:2)を1にこってりとまぶします。
3:170度の油に投入します。
4:投入しました、2が、油に浮きあがってくるまでゆっくりと待ちます。
ポイント:あげる前に油に箸を入れると、小さな泡が箸の周りにできます、その泡を確認しましたら、箸に衣を一滴つけて、油に落としますと、鍋底から、フワッと、天ぷら衣が揚がって来ます。その状態が、投入のタイミングです。
衣のアレンジレシピ
材料
お好み焼き粉 150g、卵 2個 水50㏄
作り方
ボールで、卵、水を拡販して、お好み焼き粉を混ぜ合わせるだけです。
旅のお勧めお土産
お土産として沖縄の伝統的なかまぼこと、魚料理を買い、そのかまぼこで、天ぷらを作りました。
ジランバ屋かまぼこ
地元で有名なかまぼこやさんは、公設売り場に工場のある、【ジランバ屋かまぼこ店】だそうです。
私も買って帰りました。保存料が入っていないので、観光客用には真空パックも用意していることでした。
因みに私は、熱々を買いましたし、沢山試食用をサービスして貰いました。
グルクンのから揚げ
ぐるくんは、揚げして食べられています。
アジや、イワシなどの脂がのった魚と異なり、濃厚でサッパリしとたお味の魚です。
ご馳走になった、手作りぐるくんフライ巻き寿司が美味しかったです。
沖縄料理まとめ
沖縄の料理は、かつおだし、昆布、椎茸などのだしをシッカリと取り、味付けは、塩、酒、みりん、薄口醤油、がベースで砂糖は殆ど使いませんでした。
天ぷらは、衣を固め作り、塩、ほんだし、隠し味に砂糖を加えて、低温でゆっくりと揚げます、よって、冷めても美味しいだけでなく、シッカリと揚がっていますので、時間が立っても美味しく頂けます、翌日に、トースターで焼いて食べても、カリっとした食感と、卵の風味がします。
余談ですが、中国で頂いた、天ぷらも同じ食感と、卵風味で、皮がおかずになるとても便利な調理方法だと思いました。
とてもシンプルですが、暑い地方ならではの先人の知恵を改めて、学びました。
最後まで読んでくださりありがとうございます。